成長株とボロ株は紙一重?
要約
・Skiyakiはなぜ利益が出せないのか。ぼろ株?原石?
・限界利益率が低いけど、、この会社はもう頭打ちなのか?
こんにちは、れもです🐶。せわしない動きが続きますね。
本日前場時点では一旦リバウンドしているものの、現在のボラティリティを考えると底を打ったとは言い難く、安易なリバ取りにエッジを得られない私はじっと我慢しております。
さて、先日の定量分析に続き、情報を補足していきましょう。
まず、このビジネスを見たときに、そこそこ腕の立つ投資家さんならこのような疑問が出てくると思います。
「なぜ利益が出ないのか。」
そうです。月額課金を支援するファンマーケティングサービスという立ち位置を考えると利益率が極めて低い。
2019/1期において、
営業利益率5.6%、ROE6.8%、ROA2.6% 自己資本比率39.9%
おいおい、これは資産バリュー株なのか、そう思って四季報を飛ばし読みしてしまったそこのあなた、もったいないですね。こういう株にこそチャンスが眠っているのかもしれませんよ。
◎要因 限界利益率の低さ
まず、会員制ビジネスである以上タレントへのロイヤリティが必須です。現在のロイヤリティは5-7割程度でもちろん有名なタレントほど高くなる契約のようです。そこでbitfanのサイトを直近の開設順に見てみましょう。
・友常勇気
・meme tokyo
・田中涼星
・TEAM Entertainment
・THE BINARY などなど
さて、このうちどの程度知っているタレントがいるでしょうか。
私ですが、芸能関係には非常に疎いこともあり9割は知らないタレントとなっております。以前はゆず、ゴールデンボンバーなど有名なアーティストを取り扱っていたようですが、最近はめっきりマイナーなタレントに移行してきています。
話を戻しましょう、、これがどのような意味を持つのか。
そうです、知名度が低い=ロイヤリティ率が低い、おそらく大多数の月額課金サイトはロイヤリティが5割、つまりskiyakiの取り分も5割です。
確かに会社の売上と有料会員数からARPUを計算すると単価がきれいに上昇しています。これはおそらくマイナーなサイトが増えたことによりロイヤリティ率の低下、つまり限界利益率をやや向上させる傾向が続いていますね。
さて、ここでビジネスをイメージしやすいよう事例を挙げます。
オタクA氏「おれの大好きなF子ちゃんがファンクラブ作ったってツイッターで見たぞ!月々500円か、安いから入会しちゃえ」
オタクA氏「みんなが見れない㊙画像を見れて、チケットも優先的に確保できる。ぐふふ。」
F子「会員が1000人集まったわ。これで月々25万円の安定的な収入ね。写真やメッセージをたまにアップするだけで楽ちん(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
skiyaki「シメシメ。会員がアイドルを応援する熱量が貨幣化されたぜ。年間300万円の営業利益増加。」
株主 「ステークホルダーみな幸せですね(^-^;(遠い目)」
ここで注目したいのが、サイトを立ち上げるだけで簡単にファンの購買意欲からマージンを取れる立ち位置にいるところです。
1サイトが仮に1000人として年間売上600万円を押し上げます。現在、月に1万人ペースで会員が増えて言っているので、ARPUが4000円弱とすると、年間4000万円ペースで売り上げ(粗利で1000万円)を積み上げていますね。年に換算すると1.2億円の粗利を積み増していることになります。それも大した労力をかけず。
ただ、これを続けていても限界利益を若干しか押し上げることはできません。
今後の限界利益率の向上を模索する上で2つの重要なストーリーがあります。
①横展開の可能性
②新たなプラットフォームの立ち上げ CtoC
さて、ここからが本題なのですが、続きはまた次回。
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