投資先のサービス、本当に実感が湧きますか?
こんにちは、れもです🐶
4月に入りようやく小型に資金が回ってきている印象もありますね。
なんとなく人が戻ってきた感じはありますが、買いたい人が多いというより売りたい人がいない(売りたい人は売り切った)という印象です。価格は上がるけど出来高は少ない、落ちるときはまだまだ急加速。そんな未来が見えそうなエイプリルフールでございます。
さて、今回のお題に入る前に前置きに入ります。私の最近のマイブームがyoutubeでタートルトークを見ることなんですが、皆さんご存じでしょうか。これは、ディズニーシーのアトラクションの一つで、画面に映し出されるカメに模したキャストが会話を通して大人や子供をからかいながら面白おかしく場を盛り上げてくれるエンターテインメントです。そこでよくある流れの中にこんなものがあります。
カメ「きみの好きな食べ物はなんだい?」
客「寿司です」
カメ「スシって食べ物は海にないなぁ、どんなものか教えてくれる?」
客「魚を切ってコメの上に乗せて握ったものです」
カメ「魚を食べるのかーい、魚はトモダチ、魚はトモダチ( ゚Д゚)!!」
客 (爆笑)
もちろんこれは建前上のやり取りなんですが、実際に落とし込んで考えてみるとウミガメにとって、スシと聞いてもそれがどんな食べ物かわかりませんね。はたしてやり取りの中でお客さんの説明を受けて、本当に理解できるでしょうか。その理解の程度とはどれほど表面的なものになってしまうでしょうか。日本人である我々は寿司と聞いて容易に見た目や触った感触や味が思い起こされるので、上記の説明で情景がありありと頭に浮かぶでしょう。本当に理解できるのは、それを体験したことがあるからです。
さて前置きが長くなりましたが、このエピソードは投資にも十分通ずることかと思うのです。決算説明資料に書いてあるキラキラとした如何にも成長間違いなしと思われるサービス、しかし、それって初めて聞いた料理に対してなんだか美味しそうだなぁといった程度の浅いものではないでしょうか。その安易な印象だけで将来を予測しようとしていませんか?
かのピーターリンチも、見て感じて体感したものから良い投資アイデアが浮かぶといった師事をしてくださっていますが、果たして皆さん昨今のITサービスを中心とした実感しにくいものを本当に深堀りした上で投資できているでしょうか。
私は実際のユーザーでなくとも可能な限りユーザー目線を持つために日々努力をしています。
街コンポータルサイトのリンクバルで一儲けをした際には実際に街コンに参加して情報収集しました。
携帯電話のケース屋さんを運営するHameeのiphoneケースが売れているという噂を聞きつけて近くのロフトに足しげく通って売れ行きを確認しました。
トランクルームビジネスが流行っていると聞きつけ実際にトランクルームを購入したこともあります。
これらの生の体験は実体験として投資戦略に大いに生かされました。おそらく私の利益の大半はこのようなエッジから生まれてきているといっても過言じゃないでしょう。
皆さんも投資先のサービスを使ってみてください。
そしてユーザーの生の声を拾ってみてください。
きっとその投資が、期待から確信に変わりますよ。
最後に最近の一例も載せておきますね。
参考)うるる株式会社(時価総額35億程度)はfondeskというリモートワーク支援サービスがコロナショックによって圧倒的な追い風を受けている。そのユーザーのノート記事を見るだけでいかに社会に必要とされて支持されているか知ることができる。