へそぽぴ🐶ブログ

株式投資に関するブログです。個別銘柄についても触れます。

まだ広告宣伝費を意識してないんですか( ;∀;)

 こんにちは、れもです🐶

昨晩はアメリカの失業保険申請件数が300万件を超え歴史的な水準でしたが、その後にダウは5%ほどの上げに転じるなど単純な値動きにならず、統計データを見ても指数がどう動くか読めない展開が続いております。先週あたりまではショートの順張りトレンドフォロー勢が大きな利益を手にしていましたが、今週に入りロングもショートも焼かれる展開となっています。VIXが落ち着かないことからも分かるように上下に大きく振られる相場ですね。

 

 今回は広告宣伝費について感じることを記したいと思います。 

IT産業、サービス産業、特にプラットフォームビジネスでは、いかに自社のサービスを知ってもらい、使ってもらい、良さを感じてもらうかが重要です。そのために成長戦略として年間の利益の大半を広告宣伝費に注ぎ込む会社も多くあります。特に上場したての会社は、更なる成長を夢見て大きな投資計画を立てることがしばしばあります。投資家目線では安定成長から遠ざかるリスクを回避するため、そして回収期までの投資資金拘束を嫌うため、株価は低評価を受けることが多いです。確かにもっともな考え方だと思います。一方で、私はむしろそれをチャンスと捉えて投資対象と捉える投資家ですので、その広告宣伝費等の投資が本当に必要なのか、会社の本質価値を向上する、ひいては株式価値を向上するのかという命題にいつも頭を悩まされています。

しかし、ここで改めて考えさせられます。

本当に社会に必要とされるサービスであれば顧客の方から求められるのではないか。インバウンドの営業で十分広まっていくのではないか。口コミにより十分な拡大を見せるのではないかということです。

今回のコロナショックにより、オフィスワーカーはリモートワークを強いられております。結果として社会全体のIT化をより加速させることになったこの世界的災害ですが、こんなときだからこそ本当に必要なサービスが助け合いの精神のもとに口コミで広がっていくようです。

"世間の変革により生まれた(助長された)ニーズ”をしっかり捉えたサービスであれば、このようなときだからこそ自ずと社会から(顧客の方から)求められるということを感じます。

"fondesk”で検索すると、多くのベンチャーや中小企業がリモートワーク促進のため口コミで紹介し広がっている様子が見受けられます。

仮にこの口コミの広がりを(広告宣伝費を計上した)マス広告で取り組んだとしたら、1社あたりの顧客獲得のための費用はかなり大きなものになるでしょう。おそらく昨年開示された中期経営計画時点では、そのような大規模な投資計画のために数千万円~1億円ほどの費用を想定していたものと考えられます。追い風ですね。

ただ、多くの投資家は広告宣伝費についてあまり意識していないことが多い気がします。会社の規模感から考えると将来を左右する大きな判断だと思いますけどね。一方で、広告宣伝費をだらだらと垂れ流している会社に対して盲目的に経費的な意識を持ってしまうことには気を付けたいものです。

株価がさえず目先の時価総額としての企業価値が損なわれていても、企業の本質的価値が高まる企業に投資できるというのは喜ばしいことですね。

 またさらに踏み込んで感じるのは、企業が短期的な利益だけを追求しても継続しない。本当に世の中に必要なプロダクトを生産する企業こそが本質的な企業価値が高いのだということです。

本日は以上です。

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