持ち株のPBRを確認する
こんにちは、れもです🐶
本日は非常に面白いツイートを見つけたので、昨日ブログに書いたうるるを使ってマザーズ銘柄のPBRを評価と一歩踏み込んで資産と損益分岐点について今日もくだらないことを羅列してみたいと思います。
今でもマザーズのPBRは3を超えてる。
— たーちゃん@バブルアッパーカット (@yhdgj675) 2020年3月6日
リーマンショック時には1まで落ちたことを考えるとマザーズはまだまだ下げ余地があるね。 pic.twitter.com/czMSIOsaP9
新興なんてどう考えても10年前と比べてもPBR高くなって当たり前でしょ。今の新興って所謂どんな銘柄が多いんだって話。
— ussi (@tauren_jp) 2020年3月6日
まず、うるるのPBRは時価総額50.6億に対して、純資産22.9億なので昨日時点で2.21倍ですね。
このとき純資産の中身を見ないで価値を議論することは、食べ物の味を評価したいのにカロリーを計算しているようなものです。しかし、もちろん味を評価する上でカロリーの分析をすることは重要です。一つの評価軸という点で。
では、いきます。
純資産22.9億の中身ですが、
(資産)
現金29億
売掛金12.5億
仕掛品0.1億
その他22.5億
有形固定資産12.2億
無形固定資産0.3億
投資その他資産1.4億
(負債)
買掛金0.5億
長期借入金0.4億
前受け金6.7億
賞与引当金2.7億
その他3.4億
仮にリーマンショック級の不景気が起こったしましょう。1年後に回収できる(手元に残る)資産はどれだけあるでしょうか。
影響を受けそうなのは、売掛金の未回収、投資評価損といったところでしょうか。加えて、NJSSの解約による前受金減少は考えられますね。とはいえ換金性の高い資産で構成されており、脱落しにくい利益構造になっている点は安心感があります。
それに対して単年の赤字可能性はどうでしょうか。
損益分岐点を模索するために、固定費を概算してみましょう。
昨期は従業員が84名、平均年収550万として、人件費が4.6億。対して、今期は100名体制として5.5億。派遣、アルバイトなどに3.0億。
つまり人件費が8.5億。
他にSES(エンジニアリングサービス)に1.0億。
全社費用が約3億。
その他0.5億。
これらを足すと、ざっくり13億程度が損益分岐点になりそうです。
これを直近1年間のNJSSの売上と上記を比較してみましょう。
NJSS 2019/4Q~2020/3Qまでの年間売上は、13.03億
なんと完全に一致しました!!(たまたま)
つまり会社の固定費(感覚値)とNJSSにより入ってくる利益(感覚値)が均衡しており、あとは他のビジネス(BPO、CGS、シュフティ)により出入りする資金が損益になりそうですね。
今期は、広告宣伝費や徳島データセンターの創設により2.0億ほどの費用がかさみますが、好調なBPOにより意外と1.5億ぐらいの赤字で着地するんじゃないかと私は思っています。
会社予想3.66憶の赤字と比べると2.1億の上方修正ですね。笑
それではまた!