へそぽぴ🐶ブログ

株式投資に関するブログです。個別銘柄についても触れます。

やり続けること勝ち続けること

こんにちは、れもです🐶

中堅投資家と呼ばれるようになってきたここ最近ですが、気分はまだまだ若手です。

さて、ボラティリティの高い相場は継続してますね。その中で最近振り落としに合い悔しい思いをしたので、投資に対する思いをまとめてみました。投資はメンタルとの闘いとよく言ったものですが、どんなに期待値のあるBetを見つけたとしても私のようにそれを張り続けることができずに涙した投資家は多いのではないでしょうか。Betできる期待値のある戦略を見つけることと同じくらい、張り続けることは難しいですよね。かの有名な投資家である五月さん(最近は別の意味で有名になっていますが)は、『買うことより持ち続けることが数倍難しい』という旨の発信をされています。実は私自身が最初に買った投資本は五月さんの書籍(勝つ投資負けない投資)でした。あの方の考え方というか大局観は自分の投資スタイルに今も根付いていると感じます。なぜポジションを持ち続けるのが難しいのか。私の中で出た答えは自分が人間だからです。人間の感情で判断すると以前の価格に引っ張られて高い気がしてしまい判断にゆがみが生じてしまうのです。

例を出してみます。いまあなたはスーパーの総菜コーナーにいます。目の前で巻きずしに半額シールが貼られました。とりあえず手に取り夕飯のおかずに一品加えようとします。しかしその瞬間、あなたは歪められているんですよね。目の前で半額になったという事実が人間の感覚だと安いになってしまっているのです。バリュー投資家を否定しているわけではありません。ただこの考え方を安直に当てはめると彼らは半額シールという名のハエ取り棒に飛びつく子虫のような存在なのです。人間的な感覚で安い気がするのではなく、この株が上がる理由と下がりにくい理由をロジカルに機械になったつもりで考える習慣をつけると、自分のメンタル面の弱さ(歪みやすさ)が補填されるのではないでしょうか。

実際に渦中で戦っているときには大勢は見えません。この話で頭に浮かぶのは、かの有名な将棋棋士である羽生さんの一局です。戦局を有利に進めていてAIが99%勝ちと見通している状況で投了したあの有名な一局です。後から振り返ればなぜあの時にあの一手が見えなかったのか悔やまれたことでしょう。盤上に集中し自分との戦いをしているときは往々にして冷静に判断ができなくなるものだと思います。持ち時間が減り1分将棋となった対局のように、刻一刻と状況が変化している投資の世界では猶更落ち着きを保つのは難しいでしょう。

私たちができることは、振り返って期待値を少しでも多く積む努力をする。結果に注目しながらも過程に対してPDCAを回し続ける。人間らしい弱さを消しながら機械にはまだできない優位性を示し続ける、そんなところでしょうか。

 

投資と向き合って丸5年半となりました。当時200万で始めた資産はもうすぐ70倍が見えてきました。日々成長する自分に敬意を払いつつ、自分に良い影響を与えてくれる投資家仲間に感謝しつつ、壁にぶち当たるまで戦い抜きたいと思います。

2021年3月末の雑感でした。